外資投資法務

外国投資者が中国国内企業を買収・合併(M&A)するのに

人民元資産で決済手段とする場合の人民元資産の定義


 外国投資者が中国国内で中国企業を買収・合併(M&A)するのに人民元資産で決済手段とする場合の人民元資産とは一般的に以下のことをいう。

 (1)人民元現金;

 (2)合法的に取得した中国A株上場会社の株式又は持分;

 (3)合法的に取得した中国国内企業の債券;

 (4)中国国内のその他の人民元で計算される又はそれを基準とする有価証券や金融商品;

 (5)その他形式の人民元資産。

 

人民元資産取得経緯から

 (1)直接投資した外資企業から得た収益;

 (2)資産管理会社から金融資産形式で取得した企業債権;

 (3)中国国内で合法的に取得した人民元借款;

 (4)資産譲渡、商品販売、サービス提供により取得した取引対価資産等。

 

 その人民元資産の取得経緯と所有形式が様々であり、合法(行政規定)且つ法定義務を履行した前提で、その資産すべてが「外国投資者が中国国内企業を買収・合併(M&A)する規定」の下で、企業買収・合併(M&A)の支払い対価になれる。

 

 

 

 

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