中国融資市場の現状
近年、中国の資本市場の融資ルートが大幅に広がってきました。例え、上場、民間募金、基金投資、合資など様々な方法が挙げられます。ここで一部外資企業の中国市場に融資する名目での落し穴を簡単に述べます。
2002年から外国投資会社が投資前期調査などの名目で広州、シンセンから始まり、上海、北京などに進出し、現在は西部地域の重慶、成都、西安まで代表機関設置してきています。 ほとんどが○○国○○国際投資グループ○○市代表処で登録し、なるべく社名イメージを大きくするわけです。その中、一割強ぐらいのみ本当の投資目的で代表処を設立しているのですが、その他の目的ある投資機構が多い状況です。
一般的なやり方として、中国国内の投資コンサルティング会社、資産評価会社、会計事務所、法律事務所などと提携して、融資受けようとしている会社に企画書、投資分析報告書、資産評価書、デューデリジェンス、法律意見書などを投資会社と提携している機構に指定して作ってもらい、そのサービス費用を騙し取る手口です。あるいは、すべての前期調査が完了しましたら、融資評価に通らなかった理由で融資を断り、提携機構とサービス費用を分ける手口です。
内モンゴルのある県が北京に登録したある外資投資会社を誘い、融資してもらうようになり、投資会社の要求により前期調査を行って、その費用のみで110万元支払ったそうです。半年後にやっと全報告書を投資会社に提出しても、けっきょく融資評価に通らなかった理由で断れた案例がニュースにもなっていました。
こんな投資会社は登録手続きが完備で、国家工商局にも備案してあるので、その隠蔽性が非常に高く、手口も法律上は責任追及できない状況なので、融資を考えてる方々はぜひ慎重に投資会社を選ぶ必要があります。
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