中国(上海)自由貿易試験区実務に関するQ&A(一)全5頁そのB
9. 投資設立する外国企業名称にはどのような具体的要求があるか。
A:投資設立する外国企業名称は国内外の法律、法規および政策の規定に合致しなければ
ならない。国の関連規定に従って許可を受けていない企業は、その外国企業の名称に「中国」、「中華」、「国家」などの文字を使用してはならない。
10. 外国投資に関する国の関連政策規定はどこで閲覧することができるか。
A:企業は国家発展改革委員会、国家商務部、国家外貨管理局などのウェブサイトにアクセスし、外国投資に関する国の関連政策法規および注意事項を閲覧することをお勧めする。
11. 自由貿易試験区の外国投資管理は区外との違いは?
A:自由貿易試験区内では外国投資設立について届出制を主とした管理方式を実施
しており、外国投資一般項目については届出制を実施している。自由貿易試験区管理委員会が届出管理に責任を負い、外国投資の便利化を高めている。
12. 外商投資企業にはどのような種類があるか。
A:外資会社および(非会社制)外商投資企業とは以下のものを指す。1)外商投資の会社、これ
には中外合弁、中外合作および外資などの形式が含まれる。2)(非会社制)外商投資企業、こ
れは主として中外合作非法人企業を指す。その他の種類には以下のものが含まれる。1)外商
投資の会社の子会社、2)外商投資パートナーシップ企業、3)外商投資パートナーシップ企業の
分支機構など、4)外国(地区)企業の中国国内における生産経営活動への従事、例えば、外商
投資企業経営管理の請負または受託、外国銀行による中国での支店(分行)設立など。
13. 自由貿易試験区内の会社登録資本登記制度にはどのような違いがあるか。
A:法律、行政法規で会社の登録資本の払込みについて別途規定がある場合を除き、その他
の会社は登録資本登記制を試行する。登記制を試行した後、工商部門は会社の全株主、発起人が引き受けた登録資本または株式資本(即ち、会社の登録資本)を登記し、会社の払込資本を登記しない。会社株主(発起人)は自己の出資引受額、出資方式、出資期限などについて自主的に取り決めた上で会社定款に記載する。有限責任会社の株主は自分の引き受けた出資額を限度に会社に対し責任を負う。株式会社の株主は自己の引き受けた株式を限度に会社に対し責任を負う。会社は、株主の引き受けた出資額または発起人の引き受けた株式、出資方式、出資期限、払込状況について、市場主体信用情報公開システムを通じて社会に対し公表しなければならない。会社株主(発起人)は出資金払込み状況の真実性、適法性について責任を負う。
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